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音楽とピアノの広場バッハ インヴェンションとシンフォニア

            

     バッハ インヴェンションとシンフォニア

 ピアノを習う人ならば、誰もが一度は弾いたことがあるに違いない、
ピアノ学習者の教材に利用されることが多い作品です。

 
 1723年にバッハ自身によって浄書された楽譜の序文は
以下のようにあります。

 「クラヴィーア愛好家、とりわけ学習希望者が、2声部をきれいに
演奏するだけでなく、さらに上達したならば、3声部を正しくそして
上手に処理し、それと同時にすぐれた楽想(inventiones)を
身につけて、しかもそれを巧みに展開すること、そしてとりわけ
カンタービレの奏法を習得し、それとともに作曲の予備知識を
得るための、明瞭な方法を示す正しい手引き。

              アンハルト=ケーテン公宮廷楽長
    1723年    
                     Joh.Seb.バッハ作      」

 
インヴェンションとシンフォニア
ウィーン原典版 42
       

 
 1720年、当時10歳だった長男ヴィルヘルム・フリーデマンの音楽学習のために
「クラヴィーア小曲集」を作り、音部記号・装飾音表・運指練習曲といった音楽の基礎知識と共に
自作の作品と若干他人の小品も取り入れました。

 これをもとに、インヴェンションとシンフォニアが作られたわけですが、バッハは楽譜を何度も改訂し、
1923年の浄書に至ったということです。

 インヴェンションの原義は、「創意・工夫」ですが、
原義を離れて、探究・発見されるべき楽想、といったほどの意味で使われているようです。
また、器楽曲の1ジャンルを指し、2声体の鍵盤楽曲のことをインヴェンションといい、
三声体の鍵盤楽曲のことをシンフォニアというようです。
(本来は、イタリアやドイツのバロック音楽のジャンル)

 教育的目的で作られたものでありながら、
音楽的内容は深遠で、弾くものの音楽的質を限りなく高めてくれるものです。
 
 公開演奏されることは あまりありませんが、これらの芸術性を認めた多数のチェンバロ及び
ピアノ演奏家たちが嬉々として演奏し、多くの録音を残しています。

 そして、もとになったクラヴィーア小曲集に、息子フリーデマンの手で書き込まれた部分が
みられることによって、インヴェンションとシンフォニアの真の目的は、作曲の練習にあると
いわれています。

 演奏のための練習曲にもなる一方、作曲の範例にほかならず、
息子フリーデマンに筆写させたのは、楽譜を書く訓練をするとともに
バッハ自身の範例の作曲原理を把握させるためだったというわけです。

 インヴェンションとシンフォニアを学ぶことで、
限りなく多くの大切なものを習得できることになるでしょう。
 


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